な ら 町 散 策

 旅の目的の一つは奈良ホテルに泊まる事でした。私たちは三条通をホテルに向かって歩き出しました。

新しいシシティホテルがどんどん建つ中でこのホテルのクラシックな木造の建築様式は、私たちの年代の者にとっては、とても惹かれるものがあるのです。
閑散期のレヂィスプラン、三名一室というお値打ちコースを喜んで利用しました。

先に滞在した別の友人は、床がミシミシ、階段がギシギシと表現しましたが「平気、平気、木造だもん、当然よ」とばかり、ゴキゲンで憧れの奈良ホテルに到着、一先ず荷物を置いて、奈良町の散策にでかけました。

奈 良 の 朝 食 は 茶 粥 定 食 由 緒 あ り げ な ワ イ ン の 瓶 が ず ら り と

なら町という町名はありませんが、古い民家や商店、小さな神社、世界遺産の元興寺もこのエリアにあります。子供のころのゴムとびや石けりをした懐かしい路地の空気もそこ、ここに感じ取れます。
                                                  
 なら町資料館,
ここの主は古武士の風格、剣道八段、いろんなものが展示してありましたが私の目を惹いたのは天井に吊ってあったお水取りに使ったお松明でした。

古い竹箒のようでしたが流石にそれは失礼で言えませんでした。カメラを向けそこなって残念でした。

       

路地を入ったところのお店で食事を取りました。

一歩外へ出ましたら左のような美しい白壁に赤いカラスウリ。

その脇の赤い薔薇も画面を引き立ててくれています。
世界遺産に登録されている元興寺。.

ここの瓦は赤っぽいのが1200年前創建当時のもの、
白っぽいのが100年前、
グレー色が昭和のものだそうです。

昭和の時代のものが一番早く傷むのではないかといわれているそうです。
丁度この日は節分、2月4日でした。

名古屋では絶えて久しく観る事も無い鰯の頭と柊が玄関に取り付けありました。

懐かしいものを観る事が出来ました。


漬 け 物 や さ ん の 漬 け 物 定 食 門 口 に 赤 い 猿 の 厄 除 け
つ く ば い に 水 仙 一 輪 見 事 な 南 天 の 実

ホテルの部屋の窓から、朝、五重塔を撮ることが出来ました。樹と樹の間から塔が見える部屋は少ないのだそうです。私たちはラッキーだったようです。
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