コンヤ

 トルコ内陸部の、中部アナトリア高原に位置するコンヤは、11〜14世紀、バグダッドより遷都したセルジュクトルコの都として栄え,町には、セルジュク朝の文化遺産がよく残り、モスクや神学校をはじめとした見所が多い都市です。
 
 私たちは先ず陶器工房へ連れて行かれた。ここは伝統的なトルコの模様とは違い、作家として名のある人の工房らしく、見慣れたトルコ柄の作品より、彼独特の新しい感覚のものが多く、みやげ物としては、如何にもトルコ!を感じさせるものがよくて、あまり購買意欲はそそられなかった。
作家さんが実演してみせる 作家さんはアインシュタインそっくり 緻密な下絵を 綿密に描く


展示を兼ねたた売り場
   トマト味のスープ    茶色いのが ケバブ   アッサリと 美味しいプリン
キャラバンサライ(隊商宿)  

シルクロードを往来する隊商たちのための宿泊施設。片側は隊商たちの泊まる部屋、反対側はラクダや荷駄をおく部屋。女性が泊まる部屋もあり、トイレも設備されていたが今はどの部屋もがらん・・として何もない。

入 り 口 部屋の中は がらんどう 中庭。中央は礼拝堂か? 中には何もない
考古学博物館
             
玄関に置かれたニケの像二世紀ごろの作

ヘラクレスがライオンと
闘っている

アドニス?

 大理石の棺に素晴らしい浮き彫りがなされており、中でも中欧はは、通称ヘラクレスの棺と呼ばれ、英雄ヘラクレスがライオンと戦う姿が鮮やかに彫られているローマ時代のものと推定される。

メブラーナ霊廟

 ここは13世紀にイスラム神秘主義の一派メヴィレヴィー教団の創始者メブラーナを葬った霊廟。この教団は旋舞教団とも呼ばれ白い服を着た人が手を広げてくるくるまわりながら踊ることで有名。ふと日本の踊る宗教を連想する。
 1923年にこの教団は禁止され現在は殆んど活動していないが、霊廟が博物館として開放されている。 コーランの写本や、マホメッドの髭が入っているとされる美しい箱も安置されていた。

 旋舞を舞う人たちはいずれも男性で、托鉢僧と言われ、トルコ帽と青緑色のガウンをまとい、スカート状の白衣を着ている。やがて舞が始まるとガウンを脱ぎ捨て、右手を上に、左手を下に向け、時にはゆるやかに、時には激しく、延々と舞い続ける。
 ホテルなどで演じている所もあるようですが、私たちにはそれがなかった。

 メブラーナモスク 青緑の塔の中にはメブラーナとその父の墓が
祭られている
ライトアップ (パンフレットより)
コーランの写本 美しい ガラス製 旋舞 (パンフレットより)

 

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