トゥズ湖 (塩湖)
 アンカラから、カッパドキアに移動する途中、トゥズ湖に寄る。トルコで二番目に大きい湖とか。別名『塩湖』という。その名の通り塩がとれる。
 トルコの塩の80%はここでとれるそうな。
 ガイドが「ここは底なし沼のようで、ずぶずぶとはまり込んだら抜け出せません。あまり遠くまでは行かないでください」と、オソロシイことを言う。半信半疑で、でも、確かめたくて!?私はずんずん先まであるいていった。ホントに塩辛いのかな?私は舐めてみた。うん、かなりしょっぱい!紛れもない塩でした。タダ底なし沼のような距離まで行くには時間が足りなかった!!

 広ーい湖は白くかすかにピンク色にかすんで見える。お天気がよかったらもっときれいなピンク色だそうな。イスタンブールについてから、ずっと雨に見舞われてみんなぼやいていた。
かなりお気に入りの写真デアル。 写真を撮り合う人 赤いのは、海藻で生でも食べられるといわれて口にいれたけれど、不味かった みやげ物やのそばに蹲る猫
こんな素敵な小麦畑が延々と続いたそうな。私は眠っていてみのがした。起こしてくれるのが普通じゃない?と文句を言う。 アナトリアの大地にかかる虹、と思ってみるとなんとなく、感動するからフシギ。
カッパドキア 
 この日は朝、気球に乗ってカッパドキアの名だたる奇観を空から見るはずでした(希望者のみ、3万エンなり))。生憎の小雨模様だったけれど、ともかく迎えのバスで乗り場まで行きました。若いオーストラリア人たちといっしょ。みんな陽気で元気一杯。 朝食は用意されているとの事だったのでせめて屋根のあるところでサンドイッチぐらいはと期待したのに、こんな台の上にポットとクッキーの類が少しあるだけ。おまけに雨までポツリポツリと落ちてきて気球は中止。
 二日続いて天気の悪いことはないので、明日は大丈夫!といわれたけれど、又朝の4時半起きはつらいからとみんなキャンセル。因みに翌朝は、日本晴れ?の絶好の気球日和でした・・・。

この日泊まったホテルは洞窟ホテル。別の場所のレストランは広々としてまあまあだったけれどこの洞窟ホテルは期待はずれだった。シャワー、トイレは設備されていたけれど、部屋はせまくて、しかも段差あり。窓は名ばかり、外は草茫々。部屋の中はなんとなくしけくさくって、あんまり心地よくない。まさに洞窟!
洞窟ホテルの一室 インスタントコーヒーにクッキーの朝食 せめて気球の前で記念撮影。
後ろは乗るはずだった気球の籠
白い看板にギョレメと地名が・・
ギョレメ野外博物館                     
 
カッパドキアには驚くような景観が続々とあらわれる。太古の火山活動によって降り積もった、岩石や火山灰が長年の侵食によって硬い部分だけが残り今のような地形を作り出した。

 はじめはキリスト教の修道士たちが隠れ住んだが(3世紀から4世紀半ば)ローマ帝国による迫害を逃れた人々が各地からカッパドキアに集まった。
 7世紀になるとアラブ勢力(イスラム)によってビザンチン帝国領だったアナトリア地方も攻撃をうけるようになり、ここに移り住む人々が増えた。

 内部には教会や学校、自分たちの住まい、ワイン倉庫やトイレまでも作った。外で農地を耕し敵が近づくと洞窟の中の生活を余儀なくされる。暗い洞窟の中は腰をかがめなければ歩けない。しかし空気坑も、井戸もあり、岩質が生活に適していたので内部はすみやすい環境だったようである。
 とはいっても何ヶ月もこの中で暮らす生活は想像を絶する。外へ出たときは、さぞ空気が美味しく、開放の自由を思う存分味わったことでしょう。

先ずギョレメの地下聖堂群からスタート。暗闇の教会と呼ばれるところにはキリストのフレスコ画などがまだまだ鮮やかさを残して描かれている。
初めて目にした洞窟群 雨もよいの曇天、花のない風景のなかで唯一でであったコスモス。なんと嬉しかったことか!
洞窟の出入り口
キリストが左手に聖書を持っている
        
ドンドルマ(伸びるアイスクリーム、固いので千切れたりはしない)をつくってみせてくれる         どこにでもみやげ物やがある                   レースを編むおばあさん
 昼食後、洞窟を住居としている民家を訪問。観光客に見せるのを条件に家賃は無料。光熱費は有料。
 出迎えてくれた子供は無邪気だったけれど、中に入って顔を合わせた家族は如何にも硬いい表情で笑顔を見せない。

 他人の生活を覗き見るようでこちらも落ち着かない。けれど、隅のベッドで眠っていた赤ちゃんが起き出してからは、みんなに抱っこされたりしてその場の雰囲気も笑顔に変わった。赤ちゃんサマサマ!だった。
   幼い姉弟。この日は日曜で学校は休み        住居の入り口
    硬い表情の家族  赤ちゃんの笑顔が雰囲気を和らげる

  絨毯をずらりと並べた掘っ立て小屋のような店。
  ずぶぬれの絨毯。その前を無表情で歩く店の主。

  そして、いたるところに猫がいる。
ゼルベの谷 (きのこ岩)
                                  ラクダ岩 上の二枚は、ローズバレーと呼ばれるところ。夕陽があたるとばら色に輝くところからこの名がつけられた。曇天が悔やまれる。
 気球を諦めた翌日は皮肉にも真っ青な空。土耳古に来て初めて見る青空。恨めしげに空を見上げて気球をカメラに収める。
青空が 恨めしい ナザールボンジュ{目玉のお守り)
がぶらさがっている
     陰影が美しいローズバレー ウチヒサール{要塞)が遠くに見える
         
           絨毯工場の織子さん。 細かい作業なので、子供や若い女性が織る。             日本の住宅によくあうという柄

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