ベルガマ
 ベルガマが歴史に登場するのは、アレキサンダーの死がきっかけである。
 彼の死後、西アナトリアを受け取った重臣リシマコスがこの地に莫大な財産を残す場所として、この地を選んだけれどまもなく戦死、そのあとを受け継いだフィレタイロスが都として独立させ、その後、学問、芸術、文化の花開く都として知られるようになった。

 しかしこの王国も長くは続かず、当時、日の出の勢いのローマ帝国に委譲された。その後はローマ風の壮麗な建築が相次ぐが、ローマ帝国の衰退と共にベルガモンの町も寂れていった。 先に訪れたエフェソスに先立つこと、およそ300年間ほどの時代であった。
    下は、イズミールから、ベルガマへ向かう車窓から。
アクロポリス (ベルガモン遺跡)  アクロとは、高いと言う意味、ポリスは、町を意味する。
  アテナ神殿  トラヤヌス神殿   柱頭の彫刻 すべて大理石
アテナ神殿 タンポポが咲いている
こにもおみくじのように結んである
洋の東西を問わず同じようなことを
するものだ。
劇  場     ゼウスの神殿 ベルリンに移された
        今は礎石のみ
アクロポリスの 青空 麓の景観を 楽しむ人  遺跡の 猫たち
ヒエラポリス
 アクロポリスに近いこの小高い丘の上にあるヒエラポリスは、神話に登場する医療の神、アスクレピオスに捧げられたといわれる。
 その治療法は、暗示による精神療法(精神病患者も多かったという)、投薬とリハビリ、観劇によるリラックスなど。当時の最先端の医療施設だそうな。
劇  場 聖なる 泉 タンポポ     患者はここからトンネルに入る
患者の様子を天井の四角い窓から
診ている
 ここが 出口 聖なる道は、アクロポリスまで続いている
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