氷河特急でアンデルマット
朝、ホテルを出てアンデルマットを経ていよいよローヌ大氷河へ。アンデルマットまで氷河特急の1等車。
スイスならではの景観。この旅を始めるまではスイス?チョコレートの箱のような景色ね、遺跡も美術館もないの?あんまり期待しないわ、と心中呟いていた私が(スイスにもローマの遺跡があることはアトで知った。)列車が走り始めるや否や、両側に広がるスイスならではの景色の虜になってしまったのです。

この前のエジプトの旅の驚嘆とは正反対の風景にいつしか魅せられている。ホントの私は一体どっちが好きなんだろう?旅はどこへ行ってもグーということだわ、 この主体性の無さ!

サンモリッツ の ホテル  ホテル近くの民家。 ナナカマドの赤い実 ショーウインドウ。高級ブティック

車窓から観る景色は、想像したとおりの絵のようで、がっかりする筈なのに、飽きもせず見入ってしまうのは、矢張り本物の自然の訴える力でしょうか。マダマダ旅はこれからなのに私はすっかり掴まれてしまった。
もっとスゴイ景色が出てきたら私はどうなるかしら。

空いている車両のほうへ移ってもいいですよと言われて私達は席を移動する。途中、通路ですれ違った男性に、「日本人ですか?」ときかれる・・。その人にはそのアト駅とかで三回もであいましたが、その度にニコニコ。少し聞こし召していたようでした。

友達はべつのところでスイス人の店員さんに「フランス人ですか」と訊かれたのに・・・。

サンモリッツ駅から氷河特急でアンデルマットへ。 車 窓 か ら ランドヴァッサー橋のカーブはカメラポイント。
あと五分、あと一分と教えてくれる
こ ん な 駅 も これも駅。 マネキンが座ってる??

食堂者に移動してランチをとる。1等車といっても乗り物のこと、↓の二皿のみ。男性は顔を赤くしている人もいるけど、揺れる電車の中でアルコールは要注意!       どうやら毎日同じメニューかも。   デザートはリンゴのタルト
    

アンデルマット駅 バス の ドライバー 
世界一遅いといわれる氷河特急の名のとおり、駅には既にわれわれのバスがまちかまえている。
ここから氷河まで又景色を楽しみながらの移動です。バスを降りてしばらく歩き、氷河の先端が目に入ったときは思わず目を見張る。

スケールの大きさとともに、何?この灰色は?友達がこともなげに、汚れてるんだよー!え?スイスよお前もか〜?少し心がグレーになる。

ここで私の頭に浮かんだ言葉は、地球、であった

木道を渡って氷の洞窟の入り口まであるくとまるで樹木の年輪のような氷の層が美しい。中はプリズムのようなブルー、その中を滑らないようにバーに掴まって歩く。

↓の写真は click で大きくなります.

あそこまで行くには許可が要る 吊り橋を渡って。 年輪のような.氷の層
僅かな岩の隙間からも花が顔をのぞかせている。ほっとする


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