アルハンブラ宮殿 (グラナダ)
アルハンブラとは、赤い城という意味で、これは城が建つ丘陵の赤土に由来します。
ここは戦闘用の城ではなく歴代の王の王宮でした。
13世紀前半に建設に着手、約250年にもわたっての政権争いや破壊と再建を繰り返し、その裏には数え切れない人間ドラマが隠されていることでしょう。
800年近いイスラム支配に、キリスト教が影響を及ぼしてくる時代の変化が、この壮大な建築の中にも見られるということです。
でも、私は、よくぞこんな美しいものを残してくださいました、とお礼を言いたい気持ちで園内を観てまわりました。
数ある中でも一番訪れてみたい所がこのアルハンブラでした。時は良し、きらめく陽射しの中でみる庭園の美しさ、アセキアの中庭
中でも、このアセキアの中庭にとっては一番美しい季節のようです。
濃い緑の中の花々は噴水の水も涼やかに、汗ばむ私たちを心地よく迎えてくれました。
美しいモザイクタイルの壁にもたれてひとやすみ。かけている椅子も、木製のがっしりした素敵な椅子です。
「わーっ、この椅子スゴイ!」と言って座ったところです。
時は春、日は朝、朝は7時片岡に露みちて・・・・・
この花園が、ぱっと眼に入ったとき、この詩が頭に浮かびました。もじって、
時は初夏、日は朝、朝は9時・・・・・
と、頭の中でなぞりながら、歩きました。でも、この詩はこういう人工的な景色はうたってないわね、と、心の中で、呟きながら。下は、「ニ姉妹の間」の天井、床の中央の敷石に二枚の大理石が使われたことが名の由来です
7種のムカルナス(飾りをかたどる部品)を5000個もくみあわせてつくられた繊細なモカラベの円天井は、とてもみごとです。私はふさふさのレースのような感じを受けました。キンキラキンでないところが好きです。
ヘネラリフェ庭園
刈り上げられた糸杉の散歩道、刈り込まれた生垣
サクラモンテの丘離宮からはサクラモンテの丘が遥かに望めます。丘の上にはジプシーの村があり、前夜、私たちは、
そこで楽しい洞窟フラメンコ、を観ました。
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