コリントス運河を経てエピダウロスへ
ギリシア本土とペロポネソス半島をつなぐ地峡に開かれた全長ほぼ6キロ、幅 25m、水深8mの運河。1893年に完成した。現在では船舶が大型化し、船の 往来は少ない。若し出会えたらそれはとてもラッキーなことだと聞いていたの で期待したけれど、出会えたのは帰りのバスの中だった。
コリントス運河
          
パンフレット画像
これは何と訊いたら、
good luck という返事が返ってきた。お守りかな
なぜここに真実の口が?
お金を入れるとお御籤が出るらしい
石垣の間から,真赤なバラ。
エピダウロス
 エピダウロスは医学の神アスクレピオス(アポロンの子供)の聖域で古代には医学の中心地として栄えた。彼の象徴とされる蛇は、今でも医薬関係の、例えば薬屋さんなどの看板に使われているというが、それらしきものは見当たらなかった。

 BC4世紀頃(日本では、弥生時代の始まった頃かな?)には劇場や競技場が造られ、現在でも、この円形劇場は夏季にはギリシア古典劇が上演される。音響効果がいいので、コイン一つ落とした音でも最上階まで聞こえるそうです。
 この日もそこに立って、詩を朗読する外国の若い人や、コーラスをする人、ツアー仲間の勇気ある女性は、朗々と民謡を歌い上げて拍手喝采を浴びる。

 日本の或る俳優が、アテネでギリシア悲劇をを上演したあと、記者のインタビューに答えて、できるなら次は、エピダウロスの劇場で演って見たいと言って、記者団の共感を得たという、それほどエピダウロスの劇場は演劇人にとって魅力あるところらしい。

 
 55段の客席に15000人の収容人員。すべてが大理石。ぼろぼろに磨り減っているところもある。一番上まで上ると流石に息が切れる。200年余も前の石に腰をおろして、三々五々、楽しんでいる様を見るのは平和でいいものだ。
すべて大理石 の 座席。 博物館の前に 無造作に 置かれている。
一人ぽつんと熱心に新聞に見入っている男性。 礎 石 群 円形劇場を出て しばらく行くと スタジアム
遠足らしき子供たちが電話ボックスに。 お店にも群がっている。 修復工事中というが、いたってノンビリと・・。
ここエピダウロスの劇場に来てみて、古代ギリシアの人々が目の前の舞台で繰り広げられる芝居に音楽に
足をふみ手を鳴らして楽しんでいる様を想像してみた。少しわかるような気がする。
  
アスクレピオス像
 
入場券


ミストラ