カ イ ロ

カイロの夜明け。6時32分

ホテルの窓から撮った、日の出、みるみる登ってくる太陽にあわててシャッターを押しました。

モハメッドアリ・モスク
非常に美しい。
建設したのは19世紀前半のエジプトを支配した
モハメドアリ。
建設をはじめたのは1830年、完成は1857年。
最初目に入ったときはオドロキの目でみましたが、
どこかアジアンテイストがなつかしいような・・・
シャンデリア
想像以上に内部は広い、それもそのはず、椅子、テーブルの類が一切おいてないのですから。
みな床に腰を下ろして説明を聞きました。
天井のシャンデリアはものすごく大きくてずーっと天井を見上げていました。土足厳禁!お祈りの時間以外なら観光客が入れます。
私はスニーカーの着脱に手間取って別のグループに
入ってしまい、心細い思いをしました。
モスクの前庭からカイロ市内を観ます
靄っているのはおそらく砂のせいでしょう。
3月からは砂嵐でとても、たいへんのようです。
広場
市内随一の繁華街、観光客が必ず訪れる、細いとおりに所狭し並ぶみやげ物や。ヒゲズラのオッサン(案外若いかも)センエン、センエン、ノータカイ、サラバジャ、とわめき散らす。そういう男の人を相手に日本の若い女性が二人、平気な顔で値切ってイル。夕闇が迫っている
ハンハリーリの狭い通りから
ミナレット(尖塔)が見える
みやげ物屋
狭い店内一杯にいろんなものが並べられている。

カイロ美術館

人が4,5年前に訪れたカイロ美術館は、貴重な資料がタダ雑然と床にならべてあっただけだそうです。
今回私が訪れたときはきちんと整理され、説明もなされていました。
ビデオが3000エン、カメラの持ち込みも3000エン。下の写真は友人が撮ったものをもらいました。
私は体調を崩し青い顔をしてよれよれで歩きました。見逃したものも多くザンネンです。
メンカウラー王の三柱神像。
左はハトホル女神、右はテーベの男神。
名古屋のボストン美術館
には、
これによく似たメンカウラー王とハトホル女神の立像
あるのを後日教えられ、そういえばと気がついた写真がこれ。砂漠の中ではすべての者が唯々大きく、荒削りなものばかり観て少し疲れていた私が、エジプト美術がそうばかりではないことを教えられたものがこれらの立像です。
アンフォラの壺?かな?
絵は読み取れません。
この美術館には王家の谷から持ってきた、ツタンカーメンに関連した多くの素晴らしい遺品とか、
ミーラ室にはあのラムセス2世のミイラが圧巻でした。彼は随分背の高い人だったようです。
ここのミュージアムでつい買いそびれたパピルスを手に入れるつもりでしたが、足の踏み場もないほどの混み様でやっと、小さなしおりを買いました。何故か飾りの糸がよれよれで汚らしいとおもいましたが、絵がよそでみかけたものより、よかったので、ここで少し求めました。

アレキサンドリア
市内
バスはパトカーに先導されて市内を移動します。
例の銃撃事件があったので警護のためなのか、
でもガイドさんは、こうしないと、
渋滞でストップしてしまうから・・・といいました。
アレキサンドリア市の海岸。
向こうの城の前の海中から、
クレオパトラの死体が上ったと、ガイドは言いました。
彼女は、毒蛇に自分の体を噛ませたのですよね、タシカ。
この海のすぐ向こうがギリシア、トルコ。
ウーン!目と鼻の先なのに行けないなんて、殺生ナ・・・
日本へ帰ってきてから、ウーン、エジプト・・、一遍見ればいいかぁ、と思っていましたが、日を追うごとに、
もう一度ゆっくりあちこちを歩いてみたいと思うようになりました。又、行けるかなぁ?無理、無理。

+

Next