ストーンヘンジ

ストーンヘンジを訪れたのはバースへ行った日の午後でした。
ソールズベリー平野をわたって、私のカメラにストーンヘンジが姿を現したのは、午後2:45になっています。
お天気は快晴です。
「間もなくストーンヘンジがみえてきますよ」 というガイドさんの声にカメラを構えてまっていました。 
 バスの中から撮った写真が下です。
ひろーい草原の中に忽然とというか、そこだけぽつん、というか大きな石が集まっていると言う感じが
奇妙に感じられました。
       
バスの中から観た第一印象は「あれ?思ったより小さいわ!」と言うのが私の第一印象でした。
ローマのコロッセオを観、エジプトのピラミッドやカルナック神殿を見た目には、そう映ったのだと思いますが、
時代を遡って考えると、大小だけで比較してしまうのは大きな間違いです。

以下は、Kさんのお話をメモったものです。
ゆれるバスの中でのメモは、日にちを経過した今、読み返すと、わけのわからないことがかいてあって、
間違いも多々あるかもしれません。

BC.6,7世紀にケルト人が入ってきた時にはすでにこの巨石群、ストーンヘンジは出来ていたと言います。
おそらく、BC.3000ごろ建設されたと言う事ですが、[縄文時代後期でしょうか)
一体誰が?何のために?建てたのか謎のまま。
ただ、聞くところによると建設の方法は、どうやら解明されているそうですが、目的となると、
宗教的儀式説、古代天文台説、墓場であったのではないかとか、果ては、
遥かに知能の優れた宇宙人が作ったのでは?という仮説まで。
デモ、だれも見た人はいないのですから、証明しようがありません。こういうことを考えながら、この巨石群を見直してみると、矢張り、アラ、小さいわ!などと気楽なことは言っていられません。

当時はこのあたりは森林で、そこを切り開いてつくりました。「どうやって運んだの?」と、叉、
粗忽者の私は訊いてしまいました。..Kさんは一瞬、ウっと詰まったあと、「舟で・・・」と言ってまたちょっと顔を赤らめました。周りにいたみんなが、ちょっとわらいました。でも、見渡す限りのこのソールズベリー平野に当時川があったとは考えにくいと思います。咄嗟に答えに詰まったKさんの口から思わず出た失言と思います。

バスをおりて入り口から地下通路を通って地上にでると、巨石群に向かって通路が作られていてストーンヘンジの周りはロープが張られ石に近づくことは出来ないようになっていました。
私はあの石の真ん中に立ってみたい、とか、石に寄りかかって写真を撮ってみたいと思っていたので、
少々アテがはずれました。



さて、現地ガイドさんが声をはりあげて言いました。「皆さん!あの突起を必ず写真にとってくださいよー。」  
上の写真は逆光なので、その突起がよくわかります。突起の上にまた石を重ねて置いたのかな?

                                            
                手前の平たい石が虐殺の石               ヒールトン石

                  
               草原の真ん中を突っきってはしる道路、人間たちの思いも知らずのどかに舞う、トンビに似た鳥。

                    
 

ストーンヘンジよ、もう一度あなたにお目にかかることはないでしょう、
と胸のうちで呟きながら振り返って撮った写真。

「さあ、ここへ来たという証拠写真を撮りましょう」といってガイドさんが撮ってくださったきねん写真。

                                                                       

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