バース


ロイヤル・クレッセント (Royal Crescent)
バースの街へ行く前にロイヤルクレッセントに立ち寄り、ほんの僅かな写真タイムです。

           

ここは個人の住宅と,ホテルや博物館が混在しているそうです。
ローマン・バス・ミュージアム (Roman Bath Museam)

Kさんがバスのなかで一通りバースの由来をはなしてくれました。ケルトの伝説です。
ケルトの王子で、リヤ王の父ブラダッドが王子だった頃、皮膚病にかかり、追放されて、
この地に来て豚飼いをしていました。
ある日豚が、沼に浮かんでいる好物のドングリを食べに沼に入り、なかなか出てこないので
仕方なく王子も沼に入り豚を岸にあげました。
フシギなことにその沼の水は温かくて沼から上がった時には王子の皮膚病がすっかりきれいに治っていたのです。彼はこの沼を温泉に作り直し自分の名前をつけてBludud とし、
これが お風呂の語源 Bath となったといわれています。
これはケルトの伝説なのですが、その後、ケルト族に代わりローマ人がこの地を支配するようになり、ギリシャ人から大衆浴場の習慣を受け継いでいた彼らがそこかしこに温泉を見つけて開発したと言われています。

温度は46度、私は手を入れてみましたが確かに暖かくて、43種の鉱泉だそうです。雨水が(何年前の?)が地下のマグマであたためられて地票にわきでているんだそうです。ナメて顔をしかめてるひともいました。
現実にお湯が湧き出ている様子が湯の表面を見ているとちゃんとわかります。
現地ガイドさんは、「私はここへ来るといつもトビコミたくなります」といってました。
そう考える人は多いらしくて、この近くに新しくこういう施設を建設すろという案が出ているそうで
まもなく新しいバースが誕生することでしょう。

 

               向こうに見える建物はバースアビー(寺院)    緑色の湯、43種の鉱泉
地下には当時を想像するに足るいろんなものが展示、復元した、なかな面白いミュージアムになっています。
日本語の音声ガイドもあります。
ガイドを片手に番号順に進めば日本語で解説してくれるので大変わかりやすい。
お湯が湧き出ているローマ風呂というそれだけでも珍しいと思って来たのに、この地下には当時のままお湯が流れ出てるところや通路のふちをお湯が流れている様子を見ると、その当時にタイムスリップしたような気がします。
床下暖房や、サウナや、トルコ風呂、水風呂もあったそうです。


当時の男性の入浴スタイルはいかがですか・・・

 
   
                        
  
 この街は世界遺産になっていて、訪れる人が多く、観るところはいっぱいありそうです。
なのに私がミュージアムから出てきたのは集合時間ギリギリ、楽しそうにまちをぶらぶらしている観光客を横目にバスに押し込まれます

そしてそして
バスは、バースより、ずーッと,ずーッと、古い、ストーンヘンジへ!


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