コロッセオ 紀元80年に完成した円形闘技場
あれは何という木?」日本の松に似ているわ」と聞いたら
「カサマツ」と言う答えが返ってきました。その侭!

『ローマは一日にして成らず』 その見所いっぱいのローマに二日滞在予定を一日に短縮して、もう一日をポンペイ観光に当てましたので、本当に忙しい一日になりましたが、とても楽しい1日でもありました。
ローマの町はヴエネツィア広場を中心に、南北に流れるテヴェレ川を挟んで西に『ヴァチカン市国』、東には古代ローマの遺跡が多くあります。七つの丘の一つ、『パラティーノの丘』は、古代ローマ神話の伝説によれば、ロムルスとレムスの双子の兄弟が争って
ロムルスがレムスを殺し勝利したことからこのローマの語源となりました。
コンスタンチヌス帝の凱旋門(AD315建)をくぐるとコロッセオ。 もう、がらんどうで原形を留めていませんが、ここで人間と獣を闘わせていた
闘技場。それを見物して喚声をあげていたんですね。
映画『サムソンとデリラ』を想いだしました。
コロセオ前の友人とお嬢さん。向こうの建物は?
コロセオの前はいつも観光客で溢れ、後姿のマントの二人は
一緒に写真をとるといくらかお金を払わねばなりません。
だから後ろから撮ろうということになりました..。
『ローマの休日』であまりにも有名なスペイン階段。オードリーがジェラート片手にかけ降りてきた有名なシーン。 暗い部分がスペイン階段前のブランド通り。
スペイン階段前。イタリアの明るさと、楽しさが見てとれます。ミラノや、ヴェネツィアの雨模様とは打って変わった明るさと陽気にゴキゲンです。ブランド通りにある、アイスクリーム屋さんは大流行り、私も食べてみたかった。
ガイドさんが、皆さんあまり離れないで」、なんて言うもんだから正直に動かず残念なことをしました。

ちょっと一服、ランチにしましょう。この日はピザ。

 


ポポロ広場のオベリスク。これは13世紀にエジプトから運ばれ高さはローマ一。 ご主人の足元からオベリスクのテッペンまでをカメラに収めようとしている
若いご夫婦。もうエジプト旅行はすんだとか。
トレビの泉。後ろ向きにコインを投げ入れると又ローマに来れると言う。ご他聞に洩れずやってみました。
又行けるとイイナ! 中央の像は海の神ネプチューン。
脇は馬車を翼の生えたペガサスが引く二体のトリトン。
二世紀初めにアドリアヌス帝の墓所として建てられたものが、6世紀末にペスト流行のおわりを告げる天使がここに現れたとされ、サンタンジェロ(聖天使)城と
呼よばれるようになりました。中へ入りたいと言いましたら、ガイドは「中は真っ暗で
犬の糞が一杯です」と言われガッカリ。でも入りたかった。
 ローマはまだまだ見所一杯です。中でも、フォロ・ロマーノには是非行きたかったのですが、スケジュールには入っていませんでした。
フォロ・ロマーノは古代ローマの政治の中心地であるばかりでなく、宗教、商業の中心地としても栄え、市民がことあるごとに集まっては議論し、又は娯楽に打ち興じたところであるらしい。
カエサルがあの有名な、『ブルータス、お前もか!』の言葉を吐いたクーリア(元老院)もここにありました。
イタリア人は言います。「マンジアーレ、カンターレ、アモーレ」と。日本語にすると、「食うこと、歌うこと、愛すること」。人生は楽しむものと割り切っているイタリア風を、この度であちこちで感じました。それでいて、古いものをを大切にし、芸術を愛し、自国に誇りを持ち、いいなあ、私もそうありたい、と思いつつ・・・、イタリアの旅は終わりました。

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