湖水地方


ウインダミア・グラスミア

この日はホテルを出て窓外にこんな風景を目にしながらウインダミアに向かいます。
普通私たちは湖と言えば、lake,といいますが、
この地方で湖と呼ばれるのは一つで(それがなんと言う湖なのか聴きませんでした。)

大きい順に、lake,mere,water, その次が、ガイドさんは
タームと発音しましたが、私の調べた範囲の英和辞典では
わかりませんでした。

写真のような景色が延々と続きますが、観ていて飽きません。
広い草原が、この地方で採れるスレートとよばれる平たい石積みで区切られているのも変化があって興味深く観ました。
そういえば、安野光雅さんの「旅の絵本」のイギリス編には、このスレートの石積みがさかんに出てきて、私には実体がのみこめませんでしたが、
ここでやっとその謎がとけた思いで、いつまでもいつまでも見入っていました。

エジンバラからウインダミアまではかなりの距離があります。
窓外に流れる風景は花々も美しく、屋根の傾斜の急な家々も一つとして規格で統一されたような同じ家はありません。
途中のショップで私はバグパイプとキルトの男性の人形を買い込みました。
          
                                   二人とも、何を指差しているのか、撮った人も撮られた者もワカラナイ。


ダブコテージ 
                  

此処がワーズワースの住んだダブコテージとよばれる家です。
此処ははじめ、「鳩とオリ−ブの枝」と呼ばれる小さな宿屋でした。
1799年彼と妹のドロシーが引っ越してきて、その8年間が彼の最も幸せな時期であったといわれます。

簡素で頑丈な石造りの家ですが中へ入ってみると、一つ一つの部屋は狭く、天井も低いのです。
でも此処で彼は詩人として名を残す最高の仕事をしました。有名な水仙の詩もここでつくられました。
彼は此処がとても気に入っていて彼の墓もこの近くにあります。 
                     ワーズワースの墓
                                 
この夜の私の部屋の可愛い事、満足、満足でした。 
 この辺にはユウレイの出るホテルがあり、歴史の古い地方だけに、そういうところはたくさんあります、
などと添乗員のKさんがいうものですから、この日は私が一人部屋に泊まる事になり、おっかなびっくりでしたが、
部屋に入ったとたん、
こんな可愛い部屋にオバケがでるわけないわ、カーテン、スタンドのかわいらしさにすっかりご満悦でした。

                    
                

 


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